6月29日(金)長野日報で紹介されました。
(6月29日(金)長野日報より引用)
台湾をターゲットにしたインバウンド事業(外国人旅行客誘致)に今冬から取り組む駒ケ根市、駒ケ根観光協会の台湾交流視察団が24〜27日、台湾でPR活動に取り組んだ。政府機関、経済団体の公式訪問や旅行会社、メディアとの意見交換など精力的に訪問。台中市では駒ケ岳ロープウェイ、中央アルプス千畳敷の「純白の結婚式」などに強い関心を示したという。団長を務めた杉本幸治市長は「一定の成果があった。(インバウンドに)継続的に取り組んでいきたい」と意欲を示した。
視察団は観光業、商工業、農業関係者、市民団体などを含めて16人が参加。横浜長野県人会長で日華親善協会全国連合会副会長の酒井麻雄さん=横浜市=の紹介で、政府機関、経済団体のトップクラスと面談した。訪問先で台湾用の観光パンフレット、ポスターなどを配布。ロープウエーを使って雪景色を楽しむ冬の山岳観光や、残雪と桜のコントラストなど台湾で体験できない自然をアピールした。
人口約260万人の台中市の表敬訪問は、胡志強市長、観光、農業、文化関係局長らと懇談した。台中市でロープウエー設置を検討しており、駒ケ根市を訪れてロープウエーの技術などを視察したい意向が伝えられた。「純白の結婚式」へ台中市から参加する検討も行うという。
政府の外交部亜東関係協会、交通部観光局からは、各国が参加して観光PRする国際旅行博(台北市、10月)を紹介された。旅行会社、メディア計5社との意見交換では、台湾から富山、静岡への航空便を活用した観光ルート設定についてアドバイスを受けた。
民間交流窓口となる台日文化経済協会では、副会長をはじめ大企業トップら9人と交流。観光を含めた日本と台湾の経済的な連携などについて懇談した。教育旅行誘致に向け中学校の視察も行った。
小原恒敏観光協会長は「とても親日的。ただ観光客を呼ぶのではなく、台湾の人たちを真剣に愛して一緒に歩む気持ちで来てもらわないといけない。企業の社員旅行、研修旅行の部分でも期待できると感じた。今後の対応で宿題ができた」と述べ、インバウンド事業に弾みをつけた。