伊南DMO設立準備会(法人予定名:アルプスの里みなこい観光局)は、令和2年度国税庁「酒蔵ツーリズム」推進事業 モデル事例対象地域の公募に応募し、5/29採択となりました。
採択事業者数16団体(うち長野県2団体)、申請総数122団体 (国税庁プレスリリースより)
令和2年3月、国税庁より酒類事業者、観光事業者、交通機関、地方公共団体等が連携して、国内における酒蔵やワイナリー、ブルワリー等を巡って楽しむことのできる周遊・滞在型観光「酒蔵ツーリズム」に取り組む地域が公募されました。
伊南DMO設立準備会では、地域独自の価値を徹底的に議論。中央南アルプスの良質で豊富な水源の恵を活かして、多様な酒蔵・醸造所が存在し、ウイスキー・日本酒・ワイン・リキュールなど多様な酒蔵がある全国的にみても稀有なエリア特性を地域独自の価値として、ブランド化の推進をおこないます。また、酒造メーカーだけでなく、宿泊施設・飲食店・行政・地域住民が連携し、着地型旅行商品の造成、地域住民の誇りの醸成をおこないます。
(事業内容要約)※予定
〇見る観光から感じる観光・モノ消費コト消費➝体験型旅行商品の造成・販売
例)稀少な国産ホップ手摘み収穫体験をして、地ビールを味わう
〇「地域ならではの食」である多様な酒をブランド化=「地域への明確なイメージ」づくり
〇地元産酒との「出会いの場」創出・地域の飲食店でさらに流通・消費してもらう仕組みづくり、地域の誇り醸成
(背景)
2007年11月実行委員会形式で中央アルプス山麓美酒フェスタがスタート。
2017年4月伊南DMO準備検討委員会を経て、2018年3月伊南DMO設立準備会設立。
観光を地域経済活性化の手段とした観光地域づくりの実現に向けて、地域資源の掘り起こしや地域独自の価値の共有を開始。
2018年7月1日銀座NAGANOにて開催された中央アルプス山麓美酒フェスタin銀座NAGANOより、4市町村の多様な連携をスタート。
伊南DMO設立準備会では、地域独自の価値を徹底的に議論。中央南アルプスの良質で豊富な水源の恵を活かして、多様な酒蔵・醸造所が存在し、ウイスキー・日本酒・ワイン・リキュールなど多様な酒蔵がある全国的にみても稀有なエリア特性を地域独自の価値として、ブランド化の推進をおこないます。また、酒造メーカーだけでなく、宿泊施設・飲食店・行政・地域住民が連携し、着地型旅行商品の造成、地域住民の誇りの醸成をおこないます。
伊南DMO設立準備会(法人予定名:アルプスの里みなこい観光局)とは?
上伊那伊南4市町村(駒ヶ根市、飯島町、宮田村、中川村)の観光を地域経済活性化の手段とした観光地域づくりを推進する行政、民間団体、事業者、住民など多様な関係者の連携を促進します。構成団体41団体。
(応募の背景)当該地域・事業者の現状や課題、その対応策等
長野県伊南4市町村(駒ヶ根市・飯島町・宮田村・中川村)は西に中央アルプス、東に南アルプスと高い山々に囲まれた絶景、早太郎温泉郷の宿(10施設)や駒ヶ根ソースかつ丼、信州そば、中沢野菜、山菜や果物、地元の素材(すずらん牛乳、日本はちみつ、栗、ごまなど)でつくるスイーツなど地元の食とともに、中央アルプス山麓の豊富な伏流水を活用したアルコール(焼酎以外はほぼ製造している稀有な地域)といった滞在に適した資源を有する。
中央・南アルプスの良質で豊富な水源の恵を活かして、多様な酒蔵・醸造所が存在する。中央アルプス山麓の狭いエリアでウイスキー・日本酒・ワイン・リキュール・ビールなど多様な酒蔵がある全国的にみても稀有なエリアである。とくにウイスキー蒸溜所の見学ができるのは長野県で当エリアのみである。
また、世界的知名度も高い「養命酒」は駒ヶ根工場でのみ製造。ここ数年の中では、日本酒「今錦」がIWC2018ゴールドを受賞、本坊酒造マルスウイスキー「3+25(スリープラストゥエンティ―ファイブ)」がワールド・ウイスキー・アワード2013最高賞を獲得するなど世界的評価も高い酒類を生み出すエリアである。
養命酒・リキュール・クラフトジン等:養命酒駒ヶ根工場(駒ヶ根市)
ビネガー:内堀醸造アルプス工場(飯島町)
ウイスキー・ワイン:本坊酒造マルス信州蒸溜所(宮田村)※2020年9月リニューアルオープン
ビール・発泡酒:南信州ビール駒ヶ岳醸造所(宮田村)
日本酒:米沢酒造今錦工場(中川村)、長生社(駒ケ根市)
※多種多様なお酒と地元の食材を使った料理を楽しんで頂く「中央アルプス山麓美酒フェスタ」を
2007年より毎年開催し13回実施。また、都内からのバスツアー「はとバス美酒ツアー」の実施や2019年11月に開催した(一)ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構主催の「ONSEN・ガストロノミーウォーキングin長野・中央アルプスみなこい~駒ケ根・宮田編~」がグランプリ選出(2019年に開かれた全国26カ所で同様の催しの中で最高位のグランプリに選ばれる)など、地方の酒蔵を巡り、蔵人とふれあい、彼らがつくる酒を味わい、その酒が生まれた土地を散策しながら食や文化、歴史を楽しむ酒蔵ツーリズムの土壌がそろっている。