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宝剣岳

千畳敷カールから鋭く屹立するピラミッド型の岩峰は、中央アルプスの象徴。

施設情報

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標高:2,931m
主な登山口と参考コースタイム:千畳敷駅(反時計回りに周回約2時間40分)
※参考コースタイムは「山と高原地図(昭文社)」より。


中央アルプスの中では、南部の仙涯嶺とともに険しい岩場の山として知られる。その名のとおりどこから見ても鋭く尖った三角錐で、人を寄せつけないような雰囲気をもっている。特に千畳敷カールから見上げる姿は一段と鋭さを増す。
山名は山岳信仰からきているものと推測され、江戸時代後期の絵図には「錫杖嶽」と書かれており、その後「剣ガ峰」とも呼ばれていた時期がある。宝剣岳と呼ばれるようになったのは、近代に入ってからである。
千畳敷カールから登る人がほとんど。千畳敷駅すぐそばの駒ヶ岳神社で左右に分かれ、右へ進んで乗越浄土から天狗岩を眺めながら北稜を登るルートと、左へ進んで極楽平から南稜を登って頂上に立つルートがある。どちらも鎖場のある岩稜帯で、特に山頂より南側は岩場のアップダウンが続いたりする難所が多いため、岩場に不慣れな方や不安のある方は北陵の往復がおすすめ。岩場を通過する際は三点確保しながら、慎重に。
ロッククライミングのルートも多く、初級の中央ルンゼをはじめ、左稜、中央稜、左稜フランケなどがある。木曽側には天狗岩に駒峰ルート、芸大ルート、伊那ルートなどが拓かれている。

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