登山初心者やファミリーでも楽しめるのが、低山登山の魅力。
代表的なトレッキングコースをご紹介します。
※登山・トレッキングの際には、下調べや必要な装備を揃えるなど十分な準備を行い、天候に注意しながらお楽しみください。
【中央アルプスの至宝。四季の魅力と感動を味わえます】
菅の台バスセンターからバスとロープウェイを乗り継ぐこと約1時間で千畳敷カールへ到着。
標高2,612mに位置し、高山植物の宝庫として楽しむことができます。マナーを守ってお楽しみください。
所要時間/花回廊・約45分
千畳敷カールの高山植物は6月後半から咲き始め、7月~8月頃に見頃をむかえます。
紅葉の見頃は例年9月下旬から10月上旬で、しだいに麓へとおりていきます。
【池山の山頂に立てば、千畳敷カールが間近に見えます】
池山は、中央アルプスの南、空木岳(2,864m)の前山にあたり、標高 1,774m。古くから、夏の間の牛馬の放牧地として、大正初期から昭和の初めまで利用されたといわれ、山腹の窪地を利用して作った池跡が「池山」の起源です。
所要時間/駒ヶ根高原スキー場から池山山頂まで往復4〜5時間程度
【ゆったりと花や樹木めぐりが楽しめます】
木や草花・野鳥などが多く、駒ヶ根市を一望できるバラエティーにとんだコースとなっております。また案内看板や遊歩道も整備されておりますので、お気軽にお楽しみいただけます。
所要時間/ゆっくり1周2時間程
広葉樹の森の中は、野鳥の鳴き声がここち良く森林浴を楽しめるゆるやかな遊歩道コースとなっています。木陰からみる小田切川や中央アルプスもまた別格です。
所要時間/ゆっくり1周1時間30分程
スキー場を横切る位置から見る駒ヶ根市と南アルプスは絶景で、山野草を探しながら歩く遊歩道は時間は経つのを忘れてしまいそうなコースです。
【頂上から三つのアルプスが眺められます。絶景スポットや、珍しい樹木など見どころが沢山】
標高 1,681mの戸倉山は駒ヶ根市と伊那市長谷との境にそびえ、伊那方面から見ると富士山のように見えるので、別名「伊那富士」とも呼ばれています。
所要時間/戸倉山キャンプ場から戸倉山山頂まで、往復3時間〜3時間30分程度
キャンプ場からの登りが少しきついですが、途中より緩やかになり5月〜6月頃にはツツジが見事な花を咲かせます。看板にて植物の紹介等楽しんでください。
【山頂に登るとアルプスを360度一望できる大パノラマ】
標高 1,331mの頂上から伊那谷を一望でき、快晴であれば北アルプス・中央アルプス・南アルプスと長野県を代表する山々を眺めることができます。
所要時間/高鳥谷神社社叢から高鳥谷山山頂まで、往復3時間程度
高鳥谷山の駐車場から鳥居をくぐると松並木が出迎えてくれます。歴史ある高鳥谷神社の脇から入る登山道は、比較的直線の道で登りやすく森林浴や野鳥の鳴き声を楽しみながら短時間で頂上を目指せます。
夏山で怖い事故がカミナリ。
夏は入道雲が発生しやすく、カミナリも多く発生します。まず、「カミナリは高いところに落ちる」という前提を、よく頭に入れておいてください。
平原・山頂・岩場の稜線・テント・樹木の近くや森のなか
事故は概して下山の時におこります。下り坂で足をひねったり、転倒したり…。下りも登りと同じぐらい時間をかけるつもりで、まめに休息をとりましょう。ストックに体をあずけすぎるのも事故のもと。逆にバランスをくずして転倒するおそれがあります。
日焼けとは要するに「やけど」のこと。特に夏山は紫外線が強烈ですから、短パンにランニングでの登山は危険。ひどい日焼けになってしまいます。重度の日焼けは痛みを伴い、水ぶくれになり、歩くことも困難になります。強い紫外線を避けるために、つばの広い帽子をかぶり、できるだけ肌を露出しないように心がけましょう。
※熱中症を防ぐために、水分補給は「早めに、こまめに」守りましょう。
大切な自然を未来に残すために、これだけは守りましょう!
食べ物や汁の臭いをかぎつけてカラスやキツネが高山帯に上がってくると、高山に住む動物たちの暮らしがおびやかされたり、熊が出没する危険性もあります。
高山植物はその名のとおり、高山帯でしか生きられません。
気づかないうちに植物を傷つけてしまうことがあります。
高山帯に生息しないペットの菌が生態系に影響を与えてしまう恐れがあります。