中央アルプスの麓に湧く「早太郎温泉」は、霊犬・早太郎がその名の由来。
観光経済新聞が毎年行う「にっぽんの温泉100選」に選ばれるなどその泉質が自慢です。
湯は無色透明で無臭、やわらかい肌触りのアルカリ性単純温泉で、「美肌の湯」とも呼ばれています。
早太郎温泉郷には、11の温泉施設が点在しています。
その多くは宿泊施設ですが、それぞれ特徴のある日帰り入浴施設も人気。お食事も楽しめます。
その他にホテルや旅館で日帰り入浴が可能な施設もあります。
南信州の食とゆったりとした夜、そして温泉を堪能できます。
※温泉施設や宿泊に関するご相談は駒ヶ根観光協会までお気軽にお問合せください。
泉質 | アルカリ性単純温泉 |
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効能 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病など、美肌効果もあると言われています。 |
高血圧 | ぬるめの湯で半身浴しましょう。 |
低血圧 | 温水と水のシャワーを交互に浴びましょう。 |
肩こり | ぬるめの湯で半身浴をして、軽い運動をしましょう。 |
腰痛 | ぬるめの湯で腰を温め、水中ストレッチングをしましょう。 |
便秘 | ぬるめの湯に入り、手のひらで腹部をマッサージすると効果的です。 |
胃弱 | 浴槽から出たらすぐにお腹に水をかけると胃が活発になります。 |
むかしむかし、古刹・光前寺で飼われていた山犬は、たいそう強く、走るのが早かったので「早太郎」と呼ばれていました。 そのころ遠州見附(静岡県磐田市)では、秋祭りに村の娘を怪物(老ヒヒ)にお供えするという悲しい風習があったのです。「今宵、今晩、信州信濃の早太郎はおるまいな。このことばかりは早太郎に知らせるな」。その様子を見たお坊さんが旅をする六部という人に「早太郎」を探してくれるように頼みました。 全国を旅するなか、ついに六部は「早太郎」という犬を見つけたのです。六部の話を聞いて光前寺の和尚さんは「早太郎」を送り出します。 祭りの夜、見事、老ヒヒを倒した「早太郎」は、瀕死の重傷を負ったにもかかわらず、遠い遠州見附から光前寺の和尚さんのもとに帰ってきました。「早太郎」はワン!と一声ほえ、そのまま死んでしまいました。和尚さんは「早太郎よ、よくたたかった。強かったな」と頭をなでてあげたと言うことです。 正義をつらぬき、和尚さんと愛情という絆で結ばれた「早太郎」がこの温泉郷のシンボルなのです。