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SIGHTSEEING SPOTS

将棊頭山

伊那谷を眼下に360度の大パノラマが展開。小説「聖職の碑」の舞台としても知られる。

施設情報

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標高:2,730m
主な登山口と参考コースタイム:桂小場(往復約7時間20分)
※参考コースタイムは「山と高原地図(昭文社)」より。


伊那谷から見上げると、山容が将棋の駒の頭に見えるところから命名されたこの山は、日本海と太平洋の分水嶺である。代表的な登山コースは伊那側の内ノ萱ルート(桂小場登山口)で、胸突八丁と呼ばれる急坂があるが全体的に整備されていて歩きやすい。その他、伊那スキーリゾートから権現山を経由する権現づるねコースや、木曽側から茶臼山を経由するコース、木曽駒ヶ岳方面から縦走するコースなどがある。頂上から木曽駒ヶ岳へは準平原状のなだらかな尾根が馬ノ背まで続いており、直進すれば本峰へ、手前で左のハイマツとダケカンバ帯に入っていくと濃ヶ池、駒飼ノ池を経て宝剣岳方面へと達することができる。
大正2年(1913)8月、伊那の中箕輪小学校の校長と生徒ら11人が学校登山で遭難死した事件で歩かれたのは、内ノ萱コースとほぼ同じ。木曽駒ヶ岳へ向かう稜線の天水岩近くには遭難記念碑があり、新田次郎の小説「聖職の碑(いしぶみ)」の舞台として知られている。

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